そして、こちらのレーザービームはどんな按配であるか

こころみに虎投げしてみる。そして取り留めなく書いてみる。で、あとでじわじわと修正編集してゆく試み。
件の記事が具体的に何処と、何処と、何処を観察して、書かれたのかについては、当然つまびらかにできないだろうし、また、するべき事でもないとは思うが、そこを書かないことによって隔靴掻痒状態に陥っている部分があることも否めない。とはいえ、一歩ひいたところ(あるいははるか大気圏外までひいたあたり)から冷静に(あるいは「さめた目で」)概観することにより達成されている部分も大きいように思う。「ひとまずの着弾点の確認」も怠っておらず、流石である。
…第一弾としては。
根は深い。そして、掘り下げることのほとんどは徒労である。だからこそ「掘り下げない」とか「暫定的にまとめる」といった態度が重要なのであるが、その徒労の「徒労たる所以」は「1m の山芋を、20cm まで掘ったところで折ってしまった場合と、80cm まで掘ったところで折ってしまった場合では、途中で折れた山芋には長さに関係なく商品価値がないから、注いだ労力に関係なく掘った芋に価値はない」というようなところにある。
我々は誰しもが、程度の差こそあれ、何処まで続くかわからぬ他人の芋を全部掘れるほど、時間的にも精神的にも強靭(タフ)ではないのだ。
それにしても、何がここまで歯痒さを覚えさせるのか。因みに山芋から来る皮膚・粘膜の痒みは山芋に含まれる蓚酸の針状結晶が原因であるが、本論とは関係ない。
学生時代に苦労した人のほうが「よい」教師になったりするようなことや、つらい闘病生活を経験した人のほうが「よい」医者になったりするようなことからすれば、痛みに対して人並み外れた我慢強さを発揮する人や、人並み外れて鈍感な人は、(トップに立つ天賦の才を持つ人物であるといえると同時に)トップに立つ資質を著しく欠くという言い方もできる。今ここでは誰がそうであるとか言う気はない。当然いっぽうで人の痛みに過敏すぎる人や、自分の中にそれをリアルに再現できてしまう人は、トップどころか普通に社会人として生きてゆくのも困難であったりするからだ。極端な例をひけばどっちもどっちであるに決まっている。
ネットコンテンツの運営会社に「おかあさんのような庇護」を求めたり「世界を揺るがすカリスマ的先進性」を求めたりするのは、どちらも間違っている。では、何が求められて然るべきなのか。それは、逆説的に、彼らが何を創りたいと望んでいるか、による。
彼らが目指すのが「ポリス」の構築ならば、歴史上の為政者が味わってきた艱難辛苦を同じように味わって当然であるし、また、それを厭うてはなるまい。「ムラの公民館」を創りたいのであれば、傍から見れば「年寄りの繰言」以外の何者でもないような話を、トップ自らが 10ぺんでも 20ぺんでも笑顔でうなづきながら聞くぐらいの気概が無くて成し遂げられるはずもない。いずれにせよ、ネット上に「社会」を構築しようというのだ、政治力なくしていきなり桃源郷が生まれるはずなどあろう道理がない。政治力とはすなわち、社会を司る力、つまり結局のところ「人間力」だ。
結局、はてなに足りていないのはある種の「人間力」だ。「そういうチャンネル」を持った人がいない、というか、そもそもそういう人が寄り付かないような会社になっているのだろう。だから、サポートが「あんな有様」だし、現状の膿を出すにも道が見えない。それでも、企業というものは存続する。自転車だろうと片肺だろうとブラックだろうと(註:はてながそうだといっているわけではない。)、経営者あるいはそれに匹敵する勢力・権力が意図的に「潰そう」と思わない限り、存続する。それは何故かというと、そういうものだからだ。世の中にそんな企業は数多存在する。どうしようもない欠点を抱えつつ、内外からそれを薄々、若しくは大っぴらに指摘されながら、企業は走り続ける。だから、たとえ本質がそこにあるとしても、企業としてどうか、どうあるべきか、どう変わっていくべきか、なんてことを論じても、それはかなり徒労だ。そんなもので何とかなるくらいなら、今頃世の中は優良企業で溢れかえっている。そして、部外者としては、企業のどうこうなど知ったことではない。同時に、内部の人間からすれば第三者の提言なんてものはまさに「余計なお世話」以外の何者でもない。ただ、その企業のサービスを受ける立場の人間としては、
sugio さんの「軌道レーザー砲」が、最低、肩の血行不良を解きほぐすとかそういうアレでもいいから、「効く」といいな、と、心から思う。(少なくとも一部のユーザーには既に効いていると思うが。)


(いろんな意味で)疲れて眠いので、まとまっていない。そのうち消すかもしれない。

追記

一晩明けて眺めてみると、↑なんて酷い電波文章なんだ。…まあいいか。(いいのか。)
虎投げはプライベート日記からは送信されないようだ。今更初歩的な話かもしれないが。