ボーリング友の会という非公認組織があった。(勿論、穴を掘るほうの)

都内某所の空き地。たぶん汚染調査のサンプリングもやってるっぽいボーリング風景。根拠は、コアの口径。たぶん VOC とかじゃなくて、重金属や油などの不揮発性が対象だろう。地盤調査(N値など)とついでにやってると思われる。商業施設も入るマンションかなんかが建つのだろうか。*1

奥のトラックに注目。ユニックが付いていない。

ボーリングユニットが自走式(キャタ付き)なので、ユニックが必要ないのであろう(あるいは、搭載してきたトラックは帰ってしまっただけかもしれない)。自走式を持ってるボーリング屋さんはそれほど多くない。ボーリングの場所によっては非常に重宝である。トラックの入ってゆけないような場所でも短時間で設置できる。(通常のユニットでやる場合は、ころ敷きで移動させたりするので、結構大変。)

削孔作業が日を跨ぐ場合、このように一式設置された状態のまま帰ってしまうことが多い。従って、これでほぼ作業中の状態そのままである。盗まれないの? なんて心配になってしまったりするが、盗んでもしょうがないものばかりなので案外平気なのだろう。河川ボーリングなどでは中断した最中に台風が来てしまい、残置したロッドが流されてしまうなんてことはあるようだ。
ボーリング機材一式って、ほんとに完成されてるなと思う。これでコアサンプリングも、地盤強度のテストも、井戸孔掘りも、空掘り(回転掘り)も、全部できる。地質調査技師の資格、取っておけばよかったなぁ(何に使う(使える)わけでもないけど)。

*1:後日追記:総合系のスーパーができるとのことだ。規模は不明だが、鮮食系は確実に入ってくるだろう。いずれにせよ、都道沿いにいきなり。すごいな。