モバイルsuica の弱点(というか、周知の事実)

今朝、定期券の期限がふと気になって、携帯電話の「モバイルsuica アプリ」という「iアプリ」を起動したところ、

エラーが発生しました

だけ表示して、勝手に終了してしまった。何度やっても同じ。
時間がまずかったのかもしれない、と思い、少し経ってからリトライしたが、結果は同じ。アプリケーションがバージョンアップされている場合には起動後に自動更新されるのだが、もしそのへんの絡みの不具合が原因だったとしても、アプリが起動しないのでどうしようもない。メールがちゃんと受信できているので、iモードがダウンしてるわけではなさそうだ。ただし、iアプリのサーバだけ落ちている(か、あるいはメンテナンス中)という可能性は否定できない。DoCoMo の相談窓口は時間外で繋がらない*1
これは、想像以上に不便だ。
携帯電話に内蔵されている電子マネー用 IC チップは、書き込み時に失敗さえなければ、アプリが使えようが使えまいが、正直関係ない。実際、つい先程も、定期券として普通に問題なく使用することができていたし、残高分で買い物するのも可能だろう。しかし、携帯電話単体では、定期の期限も、通常 suica の残高も、アプリを起動しなければ知ることができないのだ。勿論、定期券の更新もできない*2
まあ、こんなことは契約前から充分にわかっていたことなのだが、実際に起こると、実に苛立たしいものである。とりわけ、「回避措置を講じるルートが無い」という点が、ことさらに苛立たしい。また、今回はたまたま緊急の要件が無かったからよかったようなもので、もし、今、電車に乗る直前に定期券を購入しようとしてそれができない、というような状況だったら、これは、苛立たしいだけでは済まされないのだ。
さて、どうしたものか。
こういうときの原因究明の手段といえばともかく、(1) 情報を収集する、(2) 状況を細分化ししらみつぶしに試行する、という 2つの道に尽きるわけだが、情報を集めようにも当座の手段が無いので、今ここでは状況の細分化を試みる。原因はどこにあるのか。「モバイルsuica」以外の iアプリを試しに起動してみると、なんと全く同じ症状で終了した。しかも、iモードアクセスの必要ないアプリでも、全く同様の症状だった。つまり、ネット関係なし。電波関係なし。さて、では、どうするか。携帯の全初期化? とりあえずそれより先に、いっぺん電源を落としてみる。すると、さくっと起動。
何のことはない、ずっと電源を入れっぱなしで、実行メモリにガベージが飽和していたようだ。
そんなわけで今回はやれやれ、で済んだが、次回も同じとは限らない。
今回の教訓としては、携帯電話もたまに再起動してやらないといけない、ということと、PC のトラブルシューティングで培ったもの*3が、意外と他のものにも応用可能である、ということの 2点である。

*1:というか、ここに話をしてもたぶん無駄だろう。

*2:駅窓口でならできるだろうけど。

*3:方法論的な部分は勿論、根性、みたいな、精神論的側面も含めて。