「日本製」が嬉しくないことだってあるにはある

今日日、外国産といえば何やら問題ありげな気分にさせられてしまう世の中だが、じゃあ日本製ならいいかと振り返ってみると、名だたる老舗の日本企業だって結構偽装やら何やらをやらかしている。工業製品にしても、「安かろう悪かろう」が謂わば 2つ名だった頃の影はもうどこを探してもないとはいえ、日本製がなんにしても最高かというと、実際はそうでもなかったりする。
LEDライトに関しては、「日本製 LED チップ使用」と書いてあると逆にがっかりする。普及型の日本製白色LED は、LED 自体の発光色と蛍光体による発光色の混色がうまくいっていないものが多く、紫色が強く出てしまうものが多いからだ。(ただ、このへんに関しては、私の目が変なだけかもしれないという疑念をいまだに払拭できずにいる。)
とあるショップに勤務していた頃、ときどきある問い合わせが「これは中国製か?」というものだった。まだ農薬餃子事件など起こるはるか前の話である。「中国製だったらどうなのか?」と訊くと(註:実際にそういうふうに訊いたわけではない)「中国製なら買わない」というのだそうだ。
うーん。そこまで来ると何か違う気もするのだが、それは私が「メグミルク。あそ、じゃ買わない。」といっているのと大して変わらないことなのかもしれない。