+105 の快楽とは

私の普段の行動属性を知る人には敢えて宣言するほどのことではないのだが、私は百均が好きである。
百均が女の子の姿を借りて私の目の前に現れ、腕組みしながら「どうせあなた、私のことが、好きなんでしょ、どうなのよ?」(CV:釘宮理恵)とか言ってきたら、目線を泳がせながら「…ハイ…」とか答えると思う。ってどんなシチュエーションだよそれ。
ただ、品質はそれなりだし、\100 以下の価値しか無いものも無理矢理 \100 で売っている、そういう場所であると認識はしている。プラスチック製品は百均の十八番の分野のひとつではあるが、食器などは避けるべきであるというのは昔から変わっていない。
また、布製品には基本的に見るべきところが無い、一部ハンカチなど百均以外でも安価に普通に販売している品物以外はほぼ粗悪品と思ってよい、も間違った認識とは思っていない。だから、浴用タオルなどのように「多少ごわごわしてるほうが使いやすいのです」という世間からすればどうみても間違っているとしか言いようの無い俺的価値観の範疇にある品物しか、私の購入候補に挙がらない。
ということだったのだが、最近入手した、100円ショップなのに \210 の価格がついているタオル*1の、その肌触りに少々心酔気味の自分を覚えて若干困惑気味の納得をしていたりもするのである。

物の価値なんて、それを認めた者の桃源郷であるに過ぎず、まさにそれ以上でも以下でもない。

誰が言った言葉だったっけ。
…嘘。今適当に思いついたままを書いた。

*1:因みに「超吸水」と銘打ったそのタオルのバスタオル版は \525 。