出遅れた。

適当に、あまり分野を限定せず、ネットを徘徊していると、意表を突いたところ(サイトなど)で取りこぼしていた情報を拾うことがある。今回はそんなケース。

発売日は 27日だったそうだ。定期的に書店に行く習慣は無いし、下手をするとこのまま延々とスルーしていた可能性もある。それはそれで別に構わないといえば構わないのだけれども(遅かれ早かれ行き着くだろうから)。
昨日、今月はごほうびが無いと言ったが、思わぬごほうびが来たという感じ。

で、読んだ

ところどころ画が粗い。あとメリハリがない。緻密によく描き込んでるし、全体の構図などはあくまで自然で技巧を感じさせずにめいっぱいの腕を注ぎこんでるといった印象だが、ところどころその注力っぷりにハテナマークが点灯する。その際たるもの、トーンを使わずに頑張っている(のであろう)ところが全く裏目に出てる感じ。デジタル処理とかデスクトップ加工とか嫌だったんだろうけど、逆効果。メインのキャラクタがデフォルメ画なので、背景を緻密に(丁寧に)描き込めば描き込むほど(処理すれば処理するほど)不自然に埋没してゆく。ぐるり 360°回転して下手に見えている、そんな印象。
また、人物のデッサンの成否にコマごとの差がありすぎる。要するに、私のようなドシロウトが見ても「下手だなー」と思うコマがある。全般的に、動きの派手な人物ほど「止まって」見えるのは、何故なんだろう。何故なんだろう。何故なんだろう。何故なんだろう。
要するに何を目指しているのかがよくわからない*1
あずまきよひこはアシさんに厳しいという印象があるが、噛みあってないのかな。
そんなわけで余計なところばかりが目に付き少々がっかりだったわけだが、内容的におもしろくないと言っているわけではない。相変わらずそれぞれの登場人物の人間感は絶妙だ。

ところで

よつばスタジオのトップにいきなり 3D 風香(何故かセブンイレブンバージョン)が出てきて、なんとなく度肝を抜かれる。
 
「スタジオ」が「STUDIO」でない、という突っ込みは恐らく何千人が既にしているであろうから、もうしない。

*1:私がわからないというだけで、何かはあるのだろう。たぶん。たぶんね。