寄る、ネコ、撮る。

いつも怪訝な表情しかしないネコ。勿論普通の表情だってできるはずなのである。出会って最初の頃、ちょっと追っかけまわすような形になってしまった所為ですっかり嫌われてしまったのが怪訝の怪訝たる所以。今日も、実は逃げたくてしょうがない。でも、気に入りの場所を動きたくない。それで、背中を向けて拒絶の意思をあらん限り強く示す。

…にしても、このポーズは無いよな。
毛並みを見る限りでは、かなり高貴な血が入ってると思われる。ただし、紛う方無き、ど混血。
少し遠巻きに、じっくり待ちつついろいろと試みた。オートフォーカスやパンフォーカスは効かなかった。ネコの毛色が暗いのも影響しているかもしれない。やっぱり暗いところで写真撮影など企てるべきではない、これ大前提。ただ、今回は条件に恵まれた。すぐ近くにマンション入口の常夜灯があり、フラッシュ無しでも撮影が可能に。そして、通りがかった人の足音に反応し、そちらに顔を向けた瞬間、普通のネコがするような普通の表情がそこにあった。

なんとなくキャンドルナイトふうの写真になった。
F4.0, ISO800*1, 1/4", 87mm相当, MF 目測。PC にて輝度レベル手動補正。


そしておまけ。

ピキーンと光るその目、特に左目(向かって右)に注目。ネコのくせに、しっかり「まゆをひそめて」いるのがお判り頂けるだろうか。普段はこんな。というか、普段から、こんな。

*1:設定が元に戻っていた orz