ちゃんと稼動してるのなら、褒めてやる。(何様だ)

近所の山奥で修行して…たら、…近所ってどこだよ、えーと、台場だったのか…多摩市? 大和橋? …なんてボケ*1はともかくとして、こんなものを見かけた。

コンビニで釣銭準備系の両替ができれば、それはそれは便利だ。雑貨屋さんみたいな、小さい店舗などの小規模経営企業にとっては、まさに福音以外の何者でもないといっても少しも大袈裟な話ではないというぐらいのものだ。ただ勿論、ちゃんと稼動してくれるならば、の話。
なんてことを書こうとして軽く調べてみたところ、この話、2008/06 にはもうニュースになっている、そんな新しい話でもないらしい。

両替は大変だ。何故大変かというと、現状の銀行や信用金庫のサービス状況が劣悪であるから。何故劣悪であるかというと、そうならざるを得ないから。両替用の硬貨紙幣の準備供給も大変なら、機械のメンテナンスも大変*2。しかし、例えば準備金の残弾数をオンラインで管理するとか、店舗の売上金/釣銭準備金の回収/供給ルーチンに残弾補給と機器メンテナンスを組み込むとか、ともかく合理的なモデルさえ構築できれば「問題」はクリア可能だ。今回、セブンイレブンはそれをやった、ということなのだろう。
あとは運用管理とセキュリティ、トラブル対策あたりをクリアできるならば、といったところか。サービスマンの派遣をどうするつもりなのかとか、メンテナンスの際のセキュリティ確保はどうなっているのかとか、気になるポイントはいくつかある。セブンイレブンにしてみれば、その辺も実績のある分野なのだろうから、安定運用も可能と踏んだのだろうな。
ただ、どうにもいまいち胡散臭い。どこがと言われると困るが、なんとなく、利益以外の政治的何かを目論んでいるような、妙なにおいがする気がする。だって、純粋に、世の為、人の為、困っている中小企業の為、なんてことを、過当競争続くコンビニ業界の中の人が発想するわけ無いじゃないか。

*1:ボケといっても超わかりにくいのでかいておくと、元の「歌詞」は「インドの山奥で修行して/ダイバダッタの魂宿し」である。
…で、レインボーマンがこの話題と何か関係あるのか、というと、別にねーよ。

*2:ATM 同様、若しくはそれ以上にトラブルの発生しやすい機械である。