憶測と偏見と直感に満ちている、だからこそ、思索は楽しい。

DOA」という言葉、用語がある。救急・医療用語だが、最近はあんまり使われなくなっているかもしれない。一般に「Dead On Arrival」の略とされ、直訳すると「到着時死亡状態」。医療施設に(搬送されて*1)到着した時点で心停止状態の患者を意味する。
だが、ほんとうにそうなのだろうか?
…いや、「心停止状態の定義がどうこう」とかそういう話ではなく、「DOA」という語の話。ここで憶測が炸裂するわけだが、ひょっとすると、「Dead Or Alive」(生死問わず*2)の意味を被せた悪趣味なジャーゴンなのではないかと。
だったらどうだというのか、というような話ではあるが。

*1:心停止状態なのに自分で歩いて病院まで到着したら、そりゃゾンビだわな。わははははh

*2:あるいは「生死不詳」(生きてんだか死んでんだかよくわかんねーよ);「生きてようが死んでようが知ったこっちゃねーよ」。
よく「生か死か」とか「生きるか死ぬか」などと訳されるようだが、それは誤訳。形容詞だから「状態」を表すわけで、生きるか死ぬか、では意味が大巾に違う。そもそもこの「Dead Or Alive」は、頭に「Wanted」がつく。つまり、「お尋ね者:捕獲したものに賞金。生死問わず」の「生死問わず」である。
お尋ね者=厄介者、鼻つまみ者、の暗喩もあるとすれば、それは相当に悪意がこもっている。