虫がどうこうとかあんまり信憑性の無い、正直他人事とは思えない、何か

普段、割と近くにいる人が、今日はおやすみだと朝方報告があった。体調不良の為、とのことだった。一昨日からマスクをしており、その前日から「風邪で調子が悪い」というようなことを言っていたので、てっきり快方に向かっていると思ったそれが昨晩にでもぶり返したのかな、なんてことを、普通に考えた。あんまり重篤化している感じ、しそうな雰囲気ではではなかったし、普段から割と健康な感じの人だったこともあって少々意外な感じはしたものの、普通に無い話ではない。 連休前の 1日だからここで休んでおけば結構ゆっくりできてよかったのかもしれないな、折角の連休を療養に費やすのは勿体無いと考えるか、それとも、充分にゆっくりできていいんじゃないか、どっちだろう、なんていうふうに、至極普通なことも思ったりした。


夕方になって、その人が入院していたと聞き及んだ。  脳梗塞


朝、突然倒れたそうだ。
夕方時点の情報で、手術中、とのことのようだった。
そういえば、と、思い起こす。日中、ふと気配めいたものを感じて振り返るがそこにいつもいるはずの人はいない、そうだ、おやすみだったっけ、いるはずの人がいないのはどこと無く寂しいものだな、なんてことを頭の片隅で考える、そんなことを何度かやった、やっていたような気もする。今思えば、その人の「定位置」は私の近くのそこだけではなく、もう 1箇所あり、普段から別にそこにだけいるわけではなかったから、そこにいなければ違和感を感じる、ということも本来ならば無いわけであって、そこで「なにかへんだ」と気付いてもよかったのかもしれないが、ただ、客観的に、あるいは常識的に考えて、あの状況と情報量から違和感めいたものを感知せよ、といわれても、普通、それは無理だ。


その人の「気持ち」だけはそのときそこに来ていたのかもしれない、なんていう、それこそ「「気持ち」の悪い」話はあんまりしたくないし、残念ながらというべきかごく不通にというべきか、私にそういう「能力」は無い。


久々かもしれない、「言葉を失う」というこの感覚。
ここ(日記)で(能天気に)饒舌になって相殺を試みる。