コンパクトデジカメがなぜ駄目か、こういうときに痛感する。

それこそ、マティスみたいな、モンドリアンみたいな、モネみたいな画像を写真で作りたいのであればコンパクトデジカメでもなんとかなる部分は大きいし、私の考え方では、撮りたいその瞬間に手の中に撮れるカメラがあることを何よりも重視したいので、コンパクトデジカメを頭ごなしにけなす人に対しては「その喋ってる 5秒間でシャッター切ってごらんよ」と言いたくなるのだが、私の問題点は、常時携帯しているこのコンパクトデジカメが事実上唯一の撮影手段であり、現時点で私の得られる最高画質である、という点だ。
歪むし、滲む。とにかく、歪むし、滲む。普段は気にする完成を持ちあわせていないのだが、というか、カメラなんだもん、画像歪んで何がいけないの、ぐらいの開き直りっぷりなわけだが、ポスターとか撮影すると流石に凹む。これは酷い、と、我ながら相当に嫌になる。

まあ、これはこれで綺麗じゃん、という話ならば、それでも全然構わないわけだが。


じゃあ、これがデジタル一眼なら解決するのか? というと、「結構そう」「割とそう」「あるレベルまではそう」なもんだから、ほんとこういうとき貧乏って首吊りたくなる。金の力に嫉妬する。