これは時間のかかる作業だ…
これが所謂「調教」ってやつなのかな、というような作業をちょっとやってみたり。
とりあえず「こぶしをまわす」方法はだいぶわかってきた( mode2 を解除して 1音ずつピッチプロファイルを弄る*1)。隣接する音の連続性を感じさせる方法がまだよくわからない。先行発声を長くとっても、ポルタメントを前後で付けても、いまいちぶちぶち感が除去できない。まあ、それが生声と合成音の最大の違いと言ってしまえばそれまでなのだろうけども。ひょっとするとネネさんの癖(あるいはデフォルト調教の癖)なのかもしれない。スタッカート系の曲には強いということであってるのか?
とりあえず耳についた曲のメロディライン一部分をコピって、これを餌に練習してみたりなど。これを通しで全部コツコツやって、適度なエフェクトかけて、どこかからインスト(カラオケ)をさっくり借りることができれば、一応の形になるのかな。
弄る前 | 弄ったあと |
両方とも全体に弱いエコーをかけている。(0.1秒・減衰0.05)
あと「使用後」のほうは最初に一括で変な調整をやってたりして、そのリカバリができてない部分が残ってるかもしれない。
…こうして並べてみると原音が優秀だからそのまんまでも充分聞けるし、あんまり変わらないですね orz (ていうか調教のかけどころがかなり間違ってるのがなんとなくわかる)
でも弄ったあとの方がなんとなく、一生懸命歌ってる感を演出できてるでしょ?
テンポの速い曲だとビブラートは要らない(あたりまえか)。リズム感が損なわれるのでオーバーラップをかけ過ぎると NG (これもあたりまえといえばあたりまえ)。ずり下げ、ずり上げのタイミングは効果を見ながら再検討の要あり。まだうまくいってない。…云々…
こういうのなんかはもうノウハウがあるのだろうから、「車輪の再発明」は無駄だよなぁ。どうしたものか。なかなかいいチュートリアルとか無いし、「結局は自分で操作して弄ってみておかしなことになってから成功してみないことにはわかりませんよ」ってことなんだろうけどね。
音色に文字通りの「色」をつけるよりは、分厚いコーラスをつけるほうが聴きがいのある歌は作れそうな気もしなくはない。
それにしても、あんなにやっちゃダメだダメだ言われてたずり上げ、ずり下げ、前打音、音の揺らし、そういうのを仕込んで歌わせることに忸怩たるものを感じまくりなのは相変わらずだ。勿論、この感覚、自分の中での綱引きが私の財産であることはわかっているから、自虐的に、ハートをずたずたにしながらマウスをカチカチやるわけ。
こういう作業は気分が乗らないとできなさげ。
そしてこういうのは一晩放置して聴き直すと駄目さが自分でもよくわかるという仕掛け
ああ、
私に足りないのは「思い切り」かもしれない。それと単純だが「よく聞くこと」も足りていない。
簡単には克服できないなぁ。これは。
*1:参考にしたのは「HANASU 入門」 http://www.youtube.com/watch?v=us-eR6V06VI