そうとばかりも言っておれないので、一応灯してみたりなど

Joule Thief とは、こんな感じの簡単な回路。

簡単とはいっても、結構アナログな要素満載なので、条件によってはなかなかうまくいかなかったりするようだ。


しかし、市販品のコイル*1を使用したら
 店頭では 1個¥50 のコイル。
結構一発で点灯したり。いいですねこれは。
この回路のミソは共巻きになっているコイルを逆接するというところにあるようで(ブロッキング発振というらしい)、コイルの配線を間違えば当然光らない。…などと、偉そうに言ってはみたものの、私はこの回路の意味をまだちゃんと理解できているわけではない。(もっとも、理解できたからといって、計算のみで最適な光を得ることができるかというと、どうもそういうことでもなさそうな雰囲気。)
因みに使用している Flux LED は千石電商で処分特価になっていたもの。 100個で ¥1000 。

今日日 3.0cd というのはむしろ見劣りするスペックだが、広角タイプなので発光量自体はなかなか侮れないものがある。




廃棄されたスイッチング電源からサルベージしたコイルを使用して、こんな遊びも。
直径30mm、厚さ20mm、でかい、そして軽くずしりとくる。それでも、コイルの向きさえ間違えなければ光る。


「コイル鳴き」という言葉は聞いたことがあったが、ほんとにキィィィィン言いよるんなぁ!


もう少し遊んでみたくなってきた。(おい他のことやれ)


追記:なんかきりがない気もしてくるね

奥が深い。

マイクロインダクタの流用が可能って…。
世界中の物好きがいろいろ試してみているようだ。(おまえもそのひとりだろうって? いえいえいえ、遥か遠く足許にも及びませぬ。)

直進コイルでもいける、接合度は若干低くてもまあ大丈夫、巻数比はびったり 1:1 でなくても大丈夫、さらに予想としては空芯コイルでも案外なんとかなったりするんじゃないか。…そうなると、コイルに関してはもういろんなことができそうで、夢が広がる。(※完全に方向性間違ってます)

さらに追記

引き続き、手当たり次第にいろいろ試してみる。単巻きのトロイダルコイルを中点で切って 4極コイルにする場合(左)、「中点」の見極めが以外に侮れないかもしれない。油断すると片側コイルが異常に短くなってしまい発振しなくなる。
大きなコイルでは共巻きの線をベタに繋いで見かけ上の太さをもたらすような使い方をするものもあるようで(右)、そういうコイルは Joule Thief に無加工で使用できる。



使用するコイルがだんだん巨大化していっているようにも見えるが、気の所為です。



ただまあ、コイルが大きいほうが安定しやすいんじゃないかという気はする。これはコンデンサ挿入しないと点灯しなかった。


コンパクトな実装とか考えてないのであれば、トランジスタの選定とか抵抗値とかコンデンサの有無とかで悩むよりも、でかいコイル使っとけ。そのほうが間違いない。 …ってことなのではないかと。