絶滅だって

…とはいえ、「最後の確認から30年が経過」という、極めて常識的なプロトコルによる処理の結果が今回である。

ニホンカワウソ、絶滅指定…環境省レッドリスト

 環境省は28日、絶滅の恐れのある国内の野生生物を、絶滅の危険度ごとに分類したレッドリストの改訂版をまとめ、哺乳類のニホンカワウソを「絶滅」に指定した。

 リストが公表された1991年以降、哺乳類が絶滅に追加指定されたのは初めて。また、二枚貝のハマグリが新たに「絶滅危惧2類」(絶滅の危険が増大)に指定された。

 新リストに掲載された野生生物は改訂前より419種増えて、3430種(見直し作業中の魚類を除く)となり、このうち8種は新たに「絶滅」とされた。

 絶滅に次ぐ「野生絶滅」に指定されているトキは、1ランク下の「絶滅危惧1A類」(ごく近い将来の絶滅危険性が極めて高い)に変更するかどうか検討されたが、「自然界での繁殖が5年以上続く必要がある」とされ、据え置かれた。

 ニホンカワウソは、川の近くに生息する体長1メートル前後のイタチ科の哺乳類。毛皮目的の乱獲などで急減し、高知県で1979年に目撃されたのを最後に生息情報が途絶えていた。「絶滅危惧1A類」だったが、環境省は「中型哺乳類が人目に付かないまま、これほど長期間生息し続けているとは考えにくい」と判断した。
(2012年8月28日14時17分 読売新聞)


彼らの何かがこの時点から変わるわけではない。