「勇者ヴォグ・ランバ」読み返している


難解な漫画であるとは言っていいと思う。

勇者ヴォグ・ランバ(1) (アフタヌーンKC)

勇者ヴォグ・ランバ(1) (アフタヌーンKC)


私の理解力がいい加減どうしようもなく崩壊しているだけという可能性も否定できなかったわけだが、重度の SF読みであると考えられるあの DocSeri さんのレビュウも

難解であるということと決して読みやすい(≒読者フレンドリーである)構成ではないという事を全く隠そうとはしていなかったので、まあそういうことなのだろうと少し安心する。人間誰しも「自分が劣っているのではないか?」あるいは「衰えているのではないか?」と思わされることは精神衛生においてよくない。(現実には衰えていたとしても、である)
雑誌連載時に挫折した人も単行本で再挑戦してみるのがいいのではないかと思う。私自身は最初から雑誌のほうは見ないと決めていて結局それを通したので、飽くまで想像の域、ではあるのだが
などという軽口はさておき
ひととおり通読したあと、時折思い出したように、ランダムにめくって見ている。この読み方もおそらく正解だったようだ。「読書(漫画でも読書というのかどうかはよくわからないが)を楽しむ」という点において言えば、たとえばそれはチョコレートとかハニーローストピーナツ、プリングルス、というようなものではない、…んー、具体的にはぱっと思いつかないが、常備してあってなかなか減らないタイプの菓子のような。…「クコの実」とか?*1
あと、あんまり指摘されていないようだけども「発現型」(「はつげんがた」と読むのか「はつげんけい」と読むのかは不明*2)の描写は、若干の脳内補完を補うことによって、ものすごくかっこいい。


暫定結論
ああもうじれったい。
ていうか 30過ぎて成長株ってバケモノか。

*1:松の実は一気喰いしたことがあるので除外。(よいこは真似しないように)

*2:そういうのって意外と大事。