君と俺。君は誰?そして、俺は誰?

雨を避けたロッカールームで少しうつむいて「もう戻れはしないだろう」と言った「君」は、女の子だろうと決め付けてかかっていたが、逆に「俺」が女の子で「君」が男の子でもかっこいいなあ、なんてことに気が付いた、暑い夏の日。
ていうか、この直後、まさに直後、「君」も「俺」の両方とも男の可能性もあるということ(というかむしろその可能性のほうが高いこと)に気付き、どこかに走って逃げたくなるほど凹んだ。
実際は取り返しの付かないぐらい発汗するのが目に見えているので、走ったりはしない。
畜生、もうほんとどうでもいいぞ。
(喉が渇いて軽くいらいらしている模様)