以前「ジーンズの穿きかたで自分もまだ知らない(かもしれない)自分自身のジェンダー属性がわかる」みたいなことをチラッと書いた記憶がある。

その解答篇。
ジーンズでも何でもいいのであるが、パンツを 1枚用意する。(アンダーパンツでもいいよ。) で、それを、もし今、穿いているのなら、脱いでみる。穿いていないのなら、穿いてみる。それで、わかる。とりあえず、まずは脱ぐほうで説明してみる。パンツを脱ぐ(アンダーパンツでも以下略)ときには、まず当然、ベルトをしていれば外し、ボタンやファスナーがあればそれを開放する。で、その次に…そこで、ちょっとストップ!
実際にやりながら読んでいる人は(ってそんな人いないわけだけどな!)、そのままの姿勢で少々お待ちください。いや、ちょっと待っててください。
で、穿くほうの説明。穿くほう、脱ぐほう、どっちでもいいよ、という人は、是非こちら「穿くほう」で試してみて欲しい。パンツを穿く(アンダーパ以下略)際にはパンツのウェスト部分を両手でつまんで持って、まず足を通す。で、その次に腰を上げ、持ち上げて、ウェストへ、…と、そこでストップ!
「脱ぐ」ほうで待機されていた方、大変お待たせいたしました(ってそんな奴ァいねぇ!)。
いま、あなたの両手は、パンツ(アンダ以下略)のウェスト部分のヘリを掴んで、若しくはつまんでいるはず。ポイントは、その、手がウェストの「どのへん」に来ているか。
穿くほうなら、パンツを持ち上げて持ってきたその手が、脱ぐほうなら、今まさにパンツを下ろそうとしたその手が、ウェストラインのうち、どこらへんを掴んでいるか。


もし、これから試したい方は、ひとまず、ここから先を読まず、穿いているものを脱ぎにかかる姿勢を実際にちょっとやってみていただきたい。もし今、全裸でここを読まれているのだったら何はさておき私に御連絡、じゃなくて、いったんマウスを置き、パンツ穿いてください。(というか穿きかけの姿勢でストップ。)
どうだったろうか。


で、解説は至極簡単。
その両手が、両脇の真下位置、つまり身体の横(か、それより前側)にある人は、男(か、もしくは性未分化)。
その両手が、両脇より後ろの位置、つまりお尻側にある人は、女。


なぜそうなるか、これも簡単。男性は、シタモノを穿くとき、尻を衣服のなかに収める、という発想を持ち得ないからである。逆のいいかたをすれば、女性は「パンツの中に、尻を入れる」=「穿く」、ということ。こういう感覚を身に付け、または無意識のうちに実践している人は、体内に濃い「女性」を持っている。仮に、メンズの衣服で身を固めている女性であっても、パンツを穿くときにお尻側に手が添えられるようであれば、中身は女性、ということである。逆も然り。いくら女性のいでたちをかっちり決めていても、パンツに手を添える位置によっては、その人は男、ということになる。
【追記】また、男性の場合は、パンツを穿く際には、必然的に「定位置に収める」という作業ウェイトが高いのも事実。そういう作業要素が実際にあろうが無かろうが、無意識にウェイトが(前方へと)シフトするのは必然である。


異論は受け付けないし、だからどうした、といわれると、全くもってそれまでなのだが。


書いてみたはいいがあまりにくだらないのでそのうち消すかも。


というか、この日記を「はいてない」で読んでた人。わかんないけど、ひょっとしたら540°ぐらい回って気が合うかもしれません。いつかどこかでお会いした際には、どうぞよろしく。(でもその際にはパンツは穿いていてください、そこんとこはどうかよしなに。)