どうせ食べないから関係ないんだけど

♪ママの〜手作りも〜いいけど〜
ケンタッキーの手作りも〜おいしいよ〜

この媚びっぷりには正直いらっとくる。そもそも両者は比較するもんじゃないだろ。
それにだ、産業革命以降、人類が「やっぱり(そこら辺の有象無象の)手作りじゃ駄目だ」「単に手作りだ、手作業だ、ということを有難がるのは愚かだ」というようなことを再々々…学習(何度目かの再学習)している最中、なんというレトロ感覚。ケンタッキーは「ついこの間」まで「プロが、プロの機材とプロの秘伝レシピを駆使して」作る『(ど素人には)真似のできないおいしさ』なんてことを言っていたはずなのに、いまさらその発言、それは、「私たち、クオリティ落としました」とでも言いたいのか。
手作り、というか、手作業には、必ず、一定の確率でおちどが発生する。それは、小さくすることはできても、ゼロにはならない。個人経営でない限り、人を雇うわけだから、それが社員であろうとバイトであろうと、インチキする奴が出てくる。これは必ず出てくる。ズルしようとする奴も出てくる。これも必ず出てくる。そういう連中のインチキやズル、そしてどんな達人であってもやらかすおちどを世に出さない為の方策、それは、今まさに流行中のフレーズである「食の安全」にも直結する方策であるのだが、これは、手作りとは相容れない「システム性」の徹底だ。
つまり、ケンタッキーは「食の安全」を全否定しにかかっているということである。敢えてそこか?
「骨なしチキンになんか硬いものが入っていて歯を傷めたんですけど」
「手作りですからそういうこともあります」
「おたくのチキンってほんとうに大丈夫なの?」
「うちのチキンは手作りですからそこまではなんとも言えません」
そもそも、あんたらのやってることが「手作り」なら、コンビニのフライドチキンも「超手作り」だっつぅの。


というか、何で食に関して、子供が上から目線なんだよ。


子供は、出されたものを黙って完食すればそれでいいんだよ。
そうすれば私のような大人に育つ。

ああ、つまりそれはダメ!絶対!ってことですかそうですかそうですねそうですよね