私だって、褒めるときは褒める。

見るもの読むもの食べるもの、のべつまくなしけなしまくっているわけではないということ。ここ重要。

写真がぶれぶれすぎて伝わるものも伝わらないわけだが、この電車内広告。いくつかのシリーズとバリエーションがあるようだが、軒並み私にとっては好印象だ。それで商品を猛烈に買いたくなるとかそういうことではない点が広告としては若干残念なところではあるが、人物の写真は、人物の写真として評価するならば、よいものであると思う。
たぶん、なのだが、カメラマンがものすごくいい腕を持っているのだろう。かなり無理目な課題をさらりと、そして自己主張も忘れずに、こなしているような気がする。正直、路傍スナップしか撮れない私などには、どうやればこんな表情が撮れるのか、まったくもってさっぱり、見当すらつかない。誰なんだろ。(といってもカメラマン業界に詳しいどころかむしろまったく知らない部類の人間なので「誰々です」と言われたって、わからないのだけど。)