カード会社は何故リボ払いを薦めてくるのか

「リボ払いでもいけるなら買える」というユーザーの購買意欲を安心感の面から誘引するためか、あるいはそもそもリボで買おうなどと考え出すユーザーがカード会社にとってはいいカモだからか、新しいことどんどん採り入れてまっせ、という先進的なイメージを植えつけたいのか、まあいろいろ考えられるが、結局のところは、ほんとうはその必要もないのになんとなくリボ払いにしてくれればそれだけ手数料・金利収入が増えるからなのだろう。クレジット会社も結局は金貸し業であるからして、あまり気取られぬようソフトな感じで貸し付けて、金利でガツガツ稼ぐ、というのはサラ金なんぞと少しも変わらないようだ。
私が考えるリボ払いの現状いちばん賢い利用法は、リボ専用カードにしてリボ限度額(月々支払い上限額)を上限まで引き上げておくことである。こうすると、毎月リボ限度額以内で使用する限り、年会費無料の普通のクレジットカードとして利用できる。勿論、リボ限度額は死守する。SUICA 定期券を設定するために契約した VIEW カードは、こうして使用している。月々決まった定期代と、多くても月に数千円程度までの SUICA のチャージにしか利用していないので、限度額を超えることもない。カードの年会費もかからない。ただ、定期の購入期間を長くして、そのぶんのディスカウントと、リボ払いの手数料と、どちらが見合うのかはちょっと計算してみる価値があるかもしれないとにらんでいる。(←これもおそらくカード会社の(甘い)罠のひとつなのだろう。)