君はメロンパンについて知りすぎたようだな。

メロンパンのパサパサ感や味気なさと相性のよろしくない人は、チョコチップメロンパンを選択するとよい。邪道と言われようが、なんと言われようが、そういう選択肢として提供されている商品である(言い過ぎ)。

同様に、メロンパンの矛盾が気になって食べられないという向きには、メロンジャムの入ったものや、実際にメロン果汁をパン生地に混ぜたものなども存在する。

まだおもしろかった頃の井上ひさしだったと思うが、エッセイかなにかで、メロンパンが好きだ、という話を書いていた。メロンパンが好きだという話をしたらファンからメロンパンが届くようになり、新聞受けにメロンパン(だけ)が投入されたこともあるとかそういうような話。これによると、真のメロンパン好きは表面が乾いたものではなく、昔の安っぽい菓子パンにありがちだった雰囲気の、湿った表面のもののほう*1が好きだ、みたいなことを熱弁しており、なんとなく共感した覚えがある。そういう「湿った皮のメロンパン」、今ではほとんど見られなくなってしまったが。

*1:歯にくっついたりする