頃合いもいいっちゃいいので

諸事情より、よくないっちゃよくないのだけど。


「こんないい天気の日にね、お越し下さり、ありがとうございます」って別に来たくて来た訳じゃねー、なんて心のなかで突っ込みながら、我慢できるぎりぎり限度内のビデオを観て、我慢できるぎりぎり限度内の話を聞く。もう何度となく繰り返しているだろうに、もうちょっと外連味たっぷりの話術を駆使してもいいだろうに、というか、そうしてくれたほうがこちらも突っ込み甲斐がある。ただなんか噛んだり言い澱んだりするだけの人に突っ込んだところで、それはほんとに残酷なだけじゃないか。


どんないい天気か。それは、こんないい天気。そして、こんな素敵坂。このタイプのトンネル坂は中十条一丁目にもあったな。ただしあちらは脇の歩道が階段なのでちょっと残念。その点、こちらは完璧。X-sports なひとはナニカを刺激されてうずうずするんだろうな。


というわけで、免許の更新に行ってきた。
相変わらず、開始時刻はわからない。通知に記載されていた受付開始時刻の 20分ぐらい前に到着したのだが、もうとっくに始まっていた。視力検査には既に長蛇の列。(まあそれでも言うほど待たされなかったから、朝イチに行くのはやはり王道である。)
更新通知葉書には「暗証番号の数字を 4桁 × 2組、あらかじめ考えて来い」とのことだった。なんのこっちゃ、と思ったら、免許証が IC カード化されて、いままで免許証に直接印字されていた情報の一部が IC チップ内に書き込まれるとのこと。その情報を表示するのには用意した暗証番号が必要になるとのことだが、意味はまったくわからない。自分の免許証なのに、今後は自分でその場で記載事項の一部を確認することができない、ということだ。そして、表示して欲しくないとしたら、むしろ顔写真のほうじゃないのか。
そもそも IC カード化した目的はなんなのだろう。偽造防止? みためではわからないから意味ないじゃん。 個人情報保護? 将来的にこれ以上印字情報が減ったら、身分証としての意味が消失するでしょうに。ていうか本籍って現住所よりも知られるとやばいの? 要するに、免許を所持する人の利便やら保護やらが目的ではないようだ。 ICカードといえば 今 市場を席巻しているのは「某NY」製だが、そのへんの企業かなんかに乗せられたってことなんだろうか。乗せられたってことか、運転免許だけに。(誰がうまいこと言以下略*1
で、4桁を 2つ、というのも意味がよくわからなかったが、「8桁」というと「そんなの考えられるか!」とか「そんなの覚えられるか!」という話になってしまうから「ちょうどいい目くらましだな」(©ムスカ)ということのようだった。まあ、8桁とか言うと 4桁の繰り返しにしてしまう人が結構出てしまって(私も 8桁といわれていたらそうするつもりだった)、セキュリティ性が落ちるから、モノはいいようだな、とは思うけれども、そもそもの意味がわからないから暗証番号の意味も重要度もまったく理解できない。


で、今回、「中型免許」とやらになった。平成19年に法律改正された区分の適用ということらしい。 なったが、運転できる車種範囲は以前と変わらず、ということだった。ずっとこのままなのだろうか? というか、4t車 なんか間違っても運転することないからそういう心配はむしろ杞憂だ。

相変わらずサメの揚がる船着場は、運転免許試験場以外には何もない町だった。今回は JR から 15分かけて歩いたので、最寄り駅近辺の状況は見てこなかったが、5年前となんら変わっていない、いやむしろ、5年分経年劣化していたのではないだろうか。げーとしてぃだとかナントカ洲あいるとやらに挟まれつつ完全に追い越され、薬研堀のように取り残された静かな町。アド街では単独で採りあげられることの決して無い。さっくり 1時間強で全ての用事を済ませ、速やかに撤退。

*1:というか 2度も言うな