で、twitter 情報。学研がまたやる(やらかす)らしい。

Arduino 互換機(といっても Arduino はもともと OSH だし)を大人の科学シリーズで出すのだそうな。発売は来春とのこと。たぶんなんかセンサとか LED とかこてこてつけてやってくるんだろうな。値段は「大人の科学マガジン」シリーズということならば、¥2,000.- 以下か。
もともと、そこはかとなくラテン系の香ばしさを持つ学研だから、 Arduino もお似合いかもしれない。


現状の Arduino は、自由度が高くてなんでもできるといえばそうなのだけども、それゆえモジュール化が中途半端で、シールドシステムが完全に有効機能してはいないような気がする。その辺の緩さを学研がどう突っ込んで、攻めていくか、あるいは攻めないのか、がちょっと見もの。
ただまあ、4ビットマイコンの感じからして「売りさえすればいい(売ってしまいさえすればいい)」的なにおいがしなくはない。買う側も「買って安心する」層が大勢を占めそうな雰囲気。



なんだかんだと言いつつ、発売されたら買ってしまいそうな自分がいる。
たぶん、日常に様々ある「ちょっとやってみたい制御」的なものを、かなり敷居低く(コスト的な面も含めて)提供するメディアのひとつになるんだろうな、とは思う。

追記:発表されてました

12月半ばにはもう告知ページがでていた。

価格は ¥3,360.- 、Arduino Duemilanove の ¥3,200.- の向こうを張ったかたちなのだろうか。どういう層に向けて発しているのか、どうも読めない。Arduino の普及にはひと役買ったりはするのだろうけども、んんん、これを使って何をしようみたいな話が、果たして広がるのか、どうか。敷居が低いとはいっても、それは飽くまで(PIC だとか H8 あたりとの)比較の問題であって、使う側の「素養」かあるいは「情熱」みたいなものがなんにも無しでいきなり飛び込める世界ではないわけで。(というか、そのどちらかがあるならば別に導入は学研である必要など無いわけで。)