中川翔子の最近のむかしがたりにそこはかとない違和感を覚える

しょこたんが「徹子の部屋」に出ていた。徹子必殺の「芸人殺し」も出ず、なんかいい雰囲気の新しいトモダチ(オモチャ?)みっけ!的な展開で、普通に面白かったのだが。


たぶん動画がネット上に上がってるでしょう。


で、観ていて、気になったのは、しょこたんの「ひきこもり時代」ばなし。
大まかにいうと「絵とか書いててキモイとかいわれてた」→「友達いないしいじめられてた」→「ネットやって趣味の合う人とか、どんなことでも理解者が必ずいることがわかった」→「いろいろあって芸能界デビュー」→いまここ、みたいな流れ。


別にそういうストーリー付けしても全然いいちゃいいけど、なんかちがうんでねの?


芸能界にはもっと幼い頃から片足突っ込んでたんではなくて?…いや、それがいけないとか何とかではなくて、父親に対するわだかまりがだんだん解けて、でもって芸能界の道へ、みたいなのはちょっと違うよね、って話。
引き籠ってた私、根暗な私、友達もいない私、いじめられっ子だった私、でも今はこんなに明るい人生を謳歌してる私です!みたいな、そういうストーリー性っていうのは、ほんとに必要なのかな、って話。まあ、芸能人の持ちネタのひとつとして、必要だから、いろんな番組でそういう展開の話をしてるんだろうけども。
捉えどころがなさすぎるよりも、ステレオタイプなキャラ区分、ありがちな用語、を用いて人となりを説明できるほうが、古いタイプの人種には受け入れやすいとかいうような種類の戦略、があるのかもしれない。「ほら、中川翔子って、昔オタクでヒキコモリでいじめられてたけど今それを活かしてアイドルやってる娘、」みたいな。


でも、なんか違和感がある。


勝手に私の中で作ったイメージと違う、というだけの話かもしれないのだけども。