先日のゴミ問題がどうこういう話で、私が言いたかったのは大雑把にこういうこと
なかなか伝わらないと思うけども。
要するに、
これはペットボトルです。
中身が入ってますし、未開封ですので、資源ごみではありません。
誰しもが認めるところです。
これはペットボトルです。間違いありません。中身は空です。
しかし、資源ごみかどうか、ということで言うと、資源ごみだ、という人もいるし、これは資源ごみではない、という人もいます。
- キャップを取ってない
- 外装ラベルを剥がしていない
- 潰していない
- 水洗いしてあるかどうか確認できない（実際はしてあります）
など、所謂「突っ込みどころ」的なものが満載です。
では、プラスチックごみかというと、ペットボトルであることが間違いない以上、プラスチックごみではありえません。東京都内で「燃えるごみ」（一般ごみ）*1として排出するのは不可です。
これはペットボトルです。この写真では水が満タンのようにも見えなくはないですが、中身は空気だけです。
そして、概ね資源ごみであるという要件を満たしていますが、「潰していない」という点で資源ごみと認めない人はいるかもしれません。キャップもしばしば問題となるでしょう。
これはペットボトルです。
そして、潰してはありませんが、簡単に且つ非常にコンパクトになりますので、潰したのと同等の要件を満たしておりますから、全ての人にこれは資源ごみであると認めさせることが可能であると思われます。
では
これはペットボトルです。小学生でもわかります。
ただし、ペットボトルではないと主張する人も一定数存在すると思われます。
そして、これは資源ごみですか？
否。
資源ごみではありません。
なぜなら「プラスチックごみ」だからです。
かつてペットボトルであったもの以外が混ざっていないことを確認する方法が実質的にない以上、これは資源ごみではありえません。
参考までに、これが理想的な資源ごみ、且つペットボトル、です。
……って、 だから？
その「だから？」が、私の言いたいこと（の一部）です。
何の哲学ですかと。禅問答かと。どんだけ「常無シ」かと。
やっぱり伝わんねぇなぁ。
因みに今日日、「資源ごみ」って、言わないらしい。「資源」らしい。
わかりにくいなぁ。
「洗濯物」って言ったときの、それ洗う前なの、洗い終わって干す前なの、干し上がって取り込む前なの、取り込み済んでたたむ前なの、たたみ完了してタンスにしまう前なの、一体どれなの、で、なんでそのどれもが「洗濯物」なの？ …みたいな違和感。ダンボールクズやら読みさしの古雑誌やら用済みのペットボトルやらと、原油・石炭・鉄鉱石なんかがおんなじ語で扱われていいはずないと思うんだけど。せめて「再資源」とか言うべき。
とにかく、要はこの界隈にはそんなような話ばっか、ゴロゴロしてるわけである。
私が「環境産業」から縁を切る気になった、これも大きな理由のひとつ。（結果的に自分の未来もバッサリ切ることになってんじゃんざまあ、とかは言わないように。）
*1:現在、東京都内の多くの地域では可燃と不燃の区別が無い。
