ついに「未来」がやってきた。(…かもしれない。)

撮影後にフォーカスを再構成できるカメラ、レンズ、および映像データ、処理システムのスーイト。
実際問題としては、人間の視覚を再現するという意味において必要な映像情報は無限ではなく、マニュアルカメラを操作したことのある人間ならばわかると思うが、さほど多くはない(有限個のデータで再現可能、という程度の意味になるかもしれないが)。
すばらしい。初瀬野アルファさんの眼球システムはこれで万全。(…あ、まだ視野角が足りない。)


以前、こんなことを書いた。


これが今年の 3月25日 のことだったらしい。


ちょうど半年か。
随分早く、僕等の爪先が未来に掛かったものだ。


…とはいえね。
僕らがほんとうに欲しいのは、スパイ映画よろしく「…ここの、このあたりの部分を最大望遠で」「わかりました………処理完了しました。モニタに転送します。(ターンッ!!!)」みたいな話であって、要はその視野の範囲に入っていたはずなのだが能力的には見ることが不可能だった領域の映像の再現(フォーカスだけの問題ではない)だから、そういうムシのいい話はタイムマシンでも担いでこない限り、厳しかろう。