TVのドキュメンタリなんて嘘ばかり、みたいな感傷論は正直…どうかな、とは私も思う。思うのだけれども。

ちょっと事情を知ってるとその「演出と言う名の嘘」がこれでもかというほど浮き彫りになるからすごい。「そこ 3D の必要ないだろ」ってくらいに浮かび上がってくるからすごい。
要するに、TV の映像を作る人間は「それが一方的である」という枠組みに慣れ過ぎてて、安全圏から言いたい放題をまとめて流すということになんの罪悪感も感じなくなっているのだろう。廃れるわけだよ。その一方で、早々に死滅しない理由も、全く同じ所にあるのだろう。

それこそ 2分に 1個ぐらいのペースで「嘘」が盛り込んであって、観てるこっちが冷や汗かくレベル。
それくらい「うわああああああぁ…」な内容なんだけど、そんな凄まじい番組でも普通に事前情報とか無しで観てる人は「そうだ頑張れ!」とか思っちゃうらしい。というか私も知らなければ間違いなくころっと騙される。